犬のような日の午後(灼熱の屋上) の世界 もどる 表紙にもどる
1995年 監督イ・ミニョン
1998年9月、NHK教育テレビ(アジア映画劇場)で全国放映
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ホステス女 泥棒・親分 泥棒・子分 機動隊長 鎮圧隊長
ソウルの暑い夏。アパ−トに住む妻や女達のイライラがヒ−トアップ。夫の暴力をきっかけに
女たちの怒りが爆発して、偶発的にその亭主を殴り殺してしまい、アパ−トの屋上にたてこもる。
作品の魅力・・・・・儒教伝統の男優先社会に反抗した女達のパワ−がおもしろかった。既婚、未婚、若い人、年寄りと
それぞれの立場の悩みがある。脇役陣も豪華陣がそろっている。
残念ながら、字幕付きビデオは発売されていない。
映画のテ−マソング
何もかもうまくいくなら、生きている価値はない。
悲しみに出会って、今は心を閉ざしているけど
少しくらい、何かを知っても、頭の上は広い空
簡単なことなんて何もない それが生きるということ
苦しかったら登るんだ。誰も届かない高みへと
そして遠くを眺めてごらん 変わらない山の向こうを
登場人物
屋上にたてこもる女達の主張---------------------------------------------------
ハ・ユミ・・・・・・・・・・・・・・・暴力夫に悩む若い妻。その夫を女達に殴り殺されてしまう。
「私の未来は平穏です。私を苦しめる夫はいないのですから。。(涙)」(テレビのインタビュ−で)
チョン・ソンギョン・・・・・・・ホステス
「日陰者のホステスだよ。水商売は降りろって?!(怒)」
イ・ジンソン・・・・・・・・・・・一人暮らしの女。お色気担当
「一人暮らしの女を差別するな!」
ソン・スク・・・・・・・・・・・・・離婚の過去をもつ女
「結婚に失敗すれば、人生の失敗。なぜ、自分を殺して生きねばならないのですか?」
キム・ボヨン・・・・・・・・・・婦人会長、まとめ役
「男女差別の無い社会のため、最後まで闘い抜きます!」
イム・ヒスク・・・・・・・・・・・食堂のおばちゃん
「亭主の3倍働いて、あたし名義の財産はゼロだよ」
キム・アルム・・・・・・・・・・ニュ−ハ−フのクラブ歌手
「男だったらここにはいません」(男ということがばれて、女達に責められたときに泣きながら)
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ムン・スジン・・・・・・・・・・報道記者の女
「屋上では全女性のための闘いが続きます!」(テレビ中継で)
チョン・ボソク・・・・・・・・・機動隊長
「オクサン!オクサン!」(たてこもっている屋上の女達に向かってメガホンで)
*「オクサン」は「屋上」の意味。「奥さん」と言っているわけでない。
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脇をかためる豪華キャスト陣(と他の作品)
イ・ギョンヨン(泥棒の親分)・・・・・・・・・・・「アダダ」 「コルセット」 「あなたが女というだけで」 「ホワイトバッジ」
キム・ミンジョン(泥棒の子分)・・・・・・・・「あなたが女というだけで」主人公を暴行する犯人
キム・スンウ(鎮圧隊長)・・・・・・・・・・・・・「将軍の息子」 「ミスタ−マンマ」 (キム・スンウはイミヨンの元夫)
飛び降りるハルモニ・・・・・・・・・・・・・・・・・「8月にクリスマス」写真館に2度訪れるハルモニ、 「クミホ」タクシ−代払わないハルモニ
修理屋の浮気男・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「グリ−ンフイッシュ」ハンソッキュの兄
機動隊長の補佐官・・・・・・・・・・・・・・・・・・「同感」大学の警備のおじさん
*「あなたが女というだけで」(1990年 ウォン・ミギョン主演) 婦女暴行をうけた主婦(ウォン・ミギョン)が裁判を通して、韓国の
男中心社会の矛盾をえがいた問題作。イ・ギョンヨンが敏腕弁護士役、ソン・スクが女弁護士、キム・ミンジョンがレイプ犯という、
「犬のような」とは違ったキャラクタ−を演じていた。
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感動のラスト
屋上にたてこもった10人の女達(うち一人は戸籍上男)は、立場の違いにより、いがみ合いも始まる。
しかし、「抑圧された者の団結を!」と結束がかたまり、最後は鎮圧隊も圧倒する状況と展開していく。
戦いを終え、ホステスと機動隊長が握手をかわすラストシ−ンと、バックの主題歌が爽快だった。